チキブロで三途の川を渡りかけBABYTANTSでBUDOKANもしくはTAMANEGIを感じたりした話

BABYTANTS HALF ANNIVERSARY「THE BABU LIVE」
BABYTANTS HALF ANNIVERSARY「THE BABU LIVE」

ども、元自称清掃部長(@seisobucho)です。

 

本日は、BABYTANTS HALF ANNIVERSARY「THE BABU LIVE」でございます。

 

お目当てはCHICKEN BLOW THE IDOLことチキブロです。

 

とはいえ、BABYTANTSもデビュー当初からそっと追ってはいたのですが、なかなか現場に足を運べず。

 

念願の初現場と相成りました( ・∀・)ノ

 

以下では、チキブロで涙して、BABYTANTSで武道館のタマネギを感じたりした話、いわゆるライブレポートでございます。

 

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maleficium(マレフィキウム)

maleficium

maleficium

 

1組目はmaleficiumさん。

 

初見です。

 

全く予備知識を持たずに観させていただきました。

 

登場から見た目が超ゴスロリ系のグループだったので、ラウドロック的なヘドバン上等中指立てたりする系かと思いきやでございました。

 

コンセプトは↓だそうです。

 

maleficiumとは?ラテン語で<悪戯>を意味しますその名前の通り無邪気に美しく時に無慈悲にシーンを翻弄するそして音楽性はゴシックをベースにメタル、UKック、ニューウェーブ、など様々なジャンルを取り入れ歌詞はフランス文学、旧約聖書、ギリシャ神話などを題材にした独特かつ唯一無二の世界観を誇る

 

アー写も個性的で、ちょっと怖いイメージはあるかもしれませんが、これがなかなかどうしてみんなかわいいとですよ。

 

特にゆらちゃん。

 

 

この子、なんと身長182cmだそうです。

 

渋谷CRAWLの天井に頭がつきそうでした。

 

で、このゆらちゃん何がいいって、ゴスロリメタル系かと思いきやおっとり清楚でまるで聖母マリア様のようにフロアに微笑みを与え給うておりました。

 

フロアを煽ってうりゃおい系だとばかり思ってたのでそのギャップたるや・・・。

 

いやほんとにもうライブ中終始、蚊も殺さないような笑顔でフロアを魅了していたんです。

 

ちょっと今までにないアイドルかも?

 

クールというわけでもなく、ちょっと中性的な雰囲気でフロアにその慈悲深き御手で穢れを祓ってくれそうなそんな雰囲気。

 

maleficiumさんは、なんだかそんなギャップ萌えしたアイドルさんでした。

 

CHICKEN BLOW THE IDOL

CHICKEN BLOW THE IDOL(チキブロ)

CHICKEN BLOW THE IDOL(チキブロ)

 

本日のお目当てのCHICKEN BLOW THE IDOLことチキブロです。

 

今日でライブ参戦は4回目でしょうか?

 

目黒鹿鳴館での「風花あっさ生誕祭」以来かな。

 

チキブロのライブでは、その楽曲とライブパフォーマンスのあまりのエモさに毎度泣かされております。

 

 

アイドルのライブなんかでよく「エモい」なんてキーワードが使われることがあると思うんですが、チキブロはそのさらに上を行きます。

 

いや、それとは違った感情かもしれない。

 

誤解を恐れずに言うならば、↓みたいな感じです。

 

 

相変わらず刹那的なパフォーマンスを全力でやってくるので大号泣しちゃいました。三途の川の向こうから奏でるような音楽なんだけど近づいて行ったらこっちに来ちゃだめだと言われてるような、そんな感覚になる。全力なだけでなく魂でライブするその姿は圧巻です‼️

 

何言ってるか分からないですよね?

 

チキブロは、1曲1曲に魂と命を宿して歌う。

 

まさに絶唱。

 

人間の身体なんて所詮魂の入れ物でしかないのだから、その魂をパフォーマンスに、歌に、びっちびっちに詰め込む。

 

そんなパフォーマンスを三途の川の向こうでやってるの。

 

当然もっと近くで観たいって思うじゃん?

 

でも、近づこうとするとこっちに来るなっていうの。

 

来ちゃダメだって言うくせにこれでもかと人を引き寄せるパフォーマンスをする。

 

なんでなの?

 

やや宗教的ではあるけどもステージとフロアの間に川が見えるんだよね。

 

簡単に飛び越えられるんだけど飛び越えちゃいけない。

 

特に蕾る子ちゃんに危うさを強く感じる。

 

『偶像少女B2F』

 

 

この曲はまさに静と動を具現化した曲と言っていいかと思う。

 

前半はメンバーが直立不動で歌い上げる。

 

「静」の部分では淡々と。

 

そして、「動」の部分では、メンバーが激しく拳を振り回して感情の全てをぶちかましてきやがります。

 

とくにる子ちゃんには鬼気迫るものを感じる。

 

まるで悪魔が乗り移ったかのよう。

 

でも悪魔に乗っ取られたりはしない。

 

彼女の特技はさっき言った三途の川を行き来することなのかな?

 

考えれば考えるほど分からなくなるんだけど、とりあえずこの『偶像少女B2F』の「動」の部分で感情が壊れてしまいました。

 

もういい歳したおっさんなんだけどね。

 

まだまだ涙を流せるくらいには青春させてもらっております。

 

ところで、チキブロのライブは恐らく珍しいとは思うんだけど、フロアのファンがメンバーと共に歌うことが多い。

 

例えば気分の良くなったファンがカラオケと間違って歌いまくるのとは違って、まるで演出のひとつかのようにフロアとステージがひとつになって楽曲を作品として仕上げるための最後のスパイスかのごとく歌というものを昇華させる。

 

この光景は何度見ても圧巻。

 

演者がフロアにマイクを向けて「一緒に歌って~」というのではなく、まるでそう、学生だった頃を思い出して校歌を歌うような感じだろうか?

 

小学校や中学校の校歌とかって、イントロが流れて来たらなんとなく歌えるじゃん?

 

あれの延長じゃないけども、チキブロ学園では『偶像少女B2F』なんかだとそのほとんどを皆で合唱します。

 

最後にチキブロのおすすめの曲紹介します。

 

 

こちらは、「時速6km」という曲です。

 

歌い出しの蕾る子ちゃんに圧倒され、風花あっさちゃんの歌声に引き込まれ、明里みかんちゃんのハスキーボイスに胸を掻きむしられる。

 

素晴らしい1曲です。

 

ぜひ5分弱だけください。

 

 

BABYTANTS

BABYTANTS

BABYTANTS

 

さて、最後は主催のBABYTANTSです。

 

路上ライブでBiSHのカバーをよくしていて、オリジナルの持ち歌はもう30曲くらいになるのかな?

 

まだデビュー後1stライブから半年しか経ってないのにすごいよね。

 

しかもBABYTANTSはセルフプロデュースでがんばっていて、5年後に武道館でライブすることを目標にしているそうです。

 

双子のアイドルグループというだけでも珍しいとは思うんだけど、それをセルフプロデュースするっていうだからすごいよねぇ。

 

と、予備知識はここまでです。

 

サブスクもいくつかあるようなので、本当は事前に予習をしてから行こうかとも思ったのですがあえてのぶっつけ本番で臨みました。

 

結論、良いライブを観させていただきました(  ・∀・)ノ

 

 

特にファンのライブを盛り上げようという意志の強さがハンパない!

 

苦手な人もいるかもしれませんが、やっぱりMIXのある現場ってのもいいものです。

 

ファン同士がひとつになって演者を、ステージを、ライブを、盛り上げてやるぞ!楽しむぞ!っていうのが伝わってくるもんね。

 

そんなフロアに負けじとBABYTANTSの2人も精一杯のパワーをフロアにぶん投げてくる。

 

その想いも相まって、フロアにダイブ( ・∀・)ノ

 

ファンはダイブやサーフは禁止なのですが、演者がダイブからサーフされるっていうね。

 

嫌いじゃないですよ、むしろ好きぴです( *´艸`)

 

いやぁ、いいよねぇ、こういうわちゃわちゃした現場は楽しくて仕方ない。

 

一方BABYTANTSですが、随所に気になるところがありました。

 

自分は楽曲もよく知らないし、ライブも初だったのですが。

 

太宰治

歌詞で

 

恥の多い人生だけど生きてきたんだ
最高のエピソードまで走れ

 

っていうのがあるんだけど、これってやっぱり太宰治の『人間失格』からの引用になるのかな?

 

別に文学青年をきどるつもりはないけど、こういう一文がインテリジェンスを感じてついつい気になってしまっておりました。

 

歌詞で言葉を紡ぐのって、普段から言葉や文字と向き合っていないとなかなか出て来ないと思っていて。

 

単に語彙力があるとかないとかではなく、自身の感情や思考を言語化するっていうのは本当に難しいので、こうして先人の言葉を借りながら表現するっていうのは嫌いじゃないです。

 

てか、むしろ好き( ・∀・)ノ

 

WACKを彷彿とさせる振付け

あと、やっぱり振付けはWACKみやBiSHみを感じずにはいられませんね。

 

本人たちもWACKやBiSHが好きでカバーもしたりしてるのでその影響もあると思うのですが、これってどちらかというとリスペクトになるのかな?

 

BiSHゾンビな私としては、そのどれもが発見とともにこうして受け継がれていることに感無量でした。

 

そして、受け継ぐだけでなく、自分達のオリジナルとしてさらなる高みへと仕上げているあたりはさすがでした。

 

ファンの中にはBiSHやWACK関連のTシャツのファンも結構いたみたいだし、会話の端々にもそういった声を多く聞けました。

 

BABYTANTSのふたりもWACK好きみたいだし、こうして演者とファンが通じ合えるっていうのも良いものですね。

 

MCにて

BABYTANTSのMCでこんなことを言ってました。

 

「5年後に武道館を目指す」と。

 

こういう明確な目標があるっていいね。

 

しかも、それを声に出してちゃんとファンに伝えてくれてる。

 

明文化することでプレッシャーにはなるかもだけど、推す側としても目指すべき場所が見えてるのでより力も入るというものです。

 

今日のフロアを観る限りは、その先に大きなTAMANEGIが見えた気がしました。

 

きっとBABYTANTSの二人とファンの力がこれからさらに最大化されることで、5年と言わずさらに前倒しして叶うことを信じています!!

 

やっぱりライブはいいね

今日のお目当てはCHICKEN BLOW THE IDOLでした。

 

とにかく精神をメリメリ削りながら、ひっぺがした皮膚の下にヒマラヤ山脈の岩塩を塗りたくられているような感覚に陥りつつ正気を保つのに必死でした。

 

三途の川を一緒に渡ろうねって手を引かれるんだけど、一緒に渡ろうとすると拒んでくる感じ。

 

音楽の終わりと共に現実に戻れて良かったと思わせられるパフォーマンス。

 

彼女たちの言霊がこれからも多くの方に届きますように。

 

ではまた、ライブハウスで会いましょう( ・∀・)ノ

カイジュー96号

40過ぎの元清掃部長のおっさんです。
BiSH解散後はカイジューバイミーという4人組ロックアイドルグループを推しています。同じ環境の方もたくさんいると思いますので、元清掃員さん・WACKDDの方も気軽にフォローいただけるとうれしいです( ・∀・)ノ

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