ども、自称清掃部長(@seisobucho)です
2020年9月5日24時。
GO TO THE BEDSの「現状間違いなくGO TO THE BEDS」のデジタルリリースとMVが公開されました。
翌日に初のワンマンライブを控え、正直宣伝要素のあるMVなのかなぁ、なんて軽い気持ちでした。
ところが、とんでもないこの曲とMVに掛けるGTTBメンバーの想いが強烈に詰め込まれた、現状間違いなく「GO TO THE BEDS」と言わしめるMVでした。
GANG PARADEやGO TO THE BEDSについてあまり詳しくないんだけど・・・という方にも分かりやすく解説させていただきます。
最後まで読んでもらえれば、GO TO THE BEDSの覚悟と生き様を追いたくなること間違いなしです!
GO TO THE BEDSとは?


GO TO THE BEDS
かつて、アイドル界のカリスマ「カミヤサキ」をリーダーとする“GANG PARADE”というアイドルグループがありました。
その“GANG PARADE”が、2020年3月に「GO TO THE BEDS」と「PARADISES」に分けられました。
ホールでのライブ、TVやメディア露出の増えるBiSH。
キレッキレのダンスと独特のサウンドで観客を魅了するEMPiRE。
後輩たちがどんどんその活躍の幅を広げる中、WACKでもっとも歴史の長いGANG PARADEは、なぜか大きくブレイクする事が出来ていませんでした。
そこで、グループを2つに分けて新たなスタートを切ることになったのです。
そんな「GO TO THE BEDS」が、今回想いと覚悟を新たにし「現状間違いなくGO TO THE BEDS」のMVをリリースしたのでした。
GTTBはWACKの過去を上書き出来るのか?
まずは↑のMVを見て欲しい。
初見の方は正直意味が分からないと思う。
山の中で全身タイツ来て粉かけあって、顔面になんか変な液体をかけられて、最後はヘロヘロになりながら同曲を歌ってます。
一般的な音楽MVの演出としてはありえない構成になっています。
ただ、WACKの歴史を知ればその意味が十分に理解できるんです。
第1期BiS「My Ixxx」
ちょっと細かい部分は割愛しますが、WACKの原点はBiSというアイドルグループです。
第2期、第3期と解散・再結成を繰り返しながら進化を続けているグループがいます。
その第1期のBiSの曲に「My Ixxx」というのがあります。
そのMVが↓(若干性的に過激な内容が含まれます)
⇒https://www.youtube.com/watch?v=wSI-IJls5Vg
当時BiSを有名にするために、いろんな企画を行っていました。
その一環として、MV撮影を全裸で富士の樹海で行ったのです。
「GO TO THE BEDS」のMVでは全身タイツですが、本家?のMVでは“全裸”です。
当然モザイクは入ってますが、ガチの全裸撮影だったそうです。
そんな、過去にWACKメンバーがやったMV撮影を「GO TO THE BEDS」が今回オマージュしました。
ここまでなら正直「ふ~ん」っと思うかもしれません。
過去にこの全裸MVは相当話題になったし、それをマネした訳ですから。
ただ、今回はそれだけではありませんでした。
BiSH「BiSH-星が瞬く夜に-」
この曲を知ってる人も多いと思います。
BiSHのライブでは必ずと言っていいほどパフォーマンスされ、清掃員(BiSHファンの総称)がゴリゴリに盛り上がるBiSHの代表曲です。
このMVも、第1期BiSの「My Ixxx」同様、話題性を狙った相当インパクトの強いMVになっています。
若い女の子が馬糞を顔に投げつけられ、トラックの荷台に括り付けられて、走行しながらこれまた顔面に謎の白い液体をかけられます。
BiSHも話題を集めるために相当体を張ったMV撮影をしています。
これもWACKの歴史なのですが、「現状間違いなくGO TO THE BEDS」のMVの中でもこの馬糞や白い液体をぶっかけられるシーンが登場します。
またしても、WACKの他メンバーのMVの演出をマネした格好となります。
そして、直近で話題となったMVもオマージュします。
3期BiS「CURTAiN CALL」
このMVで、BiSは「CURTAiN CALL」という曲を101回連続で熱唱し続けます。
“同じ曲”を“101回”です。
正気の沙汰ではありません。
と、思われるかもしれませんが、このMVを見終わった後になぜか分からない涙が流れることでしょう。
それは、BiSメンバーのこれ以上ないくらい覚悟が詰まっているからなんだと思います。
この曲をライブで聴けば、そのエモさに感極まる事間違いなしです。
そんなMVを「現状間違いなくGO TO THE BEDS」で模倣します。
ただ、ひとつ違うのは、101回ではなく“103回”なんです。
だからどうしたって?
いや、そこが重要なんです!
なぜ「GO TO THE BEDS」は過去のMVをマネたのか?
100回歌うなら、101回も103回も一緒じゃん、と思うかもしれませんが、違うんです。
103回に意味があるんです。
自分達が最高のパフォーマンスだと信じ活動している中、後輩の活躍を横目で見て来たGANG PARADE。
さらなる飛躍のために「PARADISES」と「GO TO THE BEDS」に分かれ、心機一転さぁやるぞ!という時に新型コロナ。
まさにこれからという時に出鼻をくじかれます。
ファンの立場としても、やきもきする鬱屈した日々が続いていてライブ熱も正直少し冷めて来ている部分もありました。
そんな中でのこのMV。
後輩たちがやった事を自分達がやるという事にも少なからず抵抗があったはず。
プライドもあるだろうし、精神的にも相当きつかったでしょう。
それでも、過去のWACKメンバーのMVを上書きし、最後は103回で更新したんです!
言い方は悪いですが、第1期BiSもBiSHも第3期BiSさえも、全部踏み台にして大きく飛躍しようとしているんです!
いや、少なくともこのMVだけに関して言えば“超えた”と言ってもいいかもしれません。
私はBiSHもBiSも大好きです。
ですが、この時ばかりは「GO TO THE BEDS」に全部持っていかれました。
完全に。
世の中「絶対」なんて言葉は存在しません。
大人になればなるほどそれは実感してきます。
それでもなお、もしかしたら?ひょっとしたら?「GO TO THE BEDS」ならやってくれるのかも?見せてくれるのかも?
そんな気にさせてくれるんです!
どっかのバスケの監督の言葉ではありませんが
まさに、「GO TO THE BEDS」は墓場から這い上がって来て、私に最高の覚悟と想いを届けてくれました。
覚悟が詰め込まれた歌詞
「現状間違いなくGO TO THE BEDS」
作詞:渡辺淳之介から皆さんへさん と GO TO THE BEDS 作曲:松隈ケンタ 編曲:SCRAMBLES
見捨てないで
心臓を握り潰されてる感覚
責任転嫁は無意味
腹を括らなきゃ死
生きたい離された
いやいや逃げてったんじゃん
終わりわかってんでしょ
でも動けなかったんだよね?危ない お盆
危ない お盆
危ない お盆
取り返しつかない
危ない お盆
危ない お盆
覆水盆に返らないよね誤解されたじゃ済まない
端から腐ってく手遅れじゃん
みんな思ってる
あの日の栄光は戻せない
周回遅れ
自覚しなくちゃ
早く気づいてほしい
意地が悪いな
諦めてくれ
OK?危ない お盆
危ない お盆
危ない お盆
取り返しつかない
危ない お盆
危ない お盆
覆水盆に返らないよね後悔されても知らない
何度言ったんですか?手遅れじゃん
みんな思ってる
あの日の栄光は戻せない
周回遅れ
自覚しなくちゃ
早く気づいてほしい
意地が悪いな
諦めてくれ
OK?危ない お盆
危ない お盆
危ない お盆
取り返しつかない
危ない お盆
危ない お盆
取り返しつかないみんな気づいてるはずだよ
本当にこのままじゃ手遅れじゃん
みんな思ってる
あの日の栄光は戻せない
周回遅れ
自覚しなくちゃ
早く気づいてほしい
意地が悪いな
諦めてくれ
OK?
MVのインパクトもさることながら、その歌詞が自虐的でもあり、覚悟の表れでもあります。
ぜひじっくり読み込んで欲しいです。
GANG PARADE時代からの遊び人(GANG PARADEファンの総称)からすると、相当胸を締め付けられる歌詞になっています。
ですが、これが、WACK代表渡辺さんと「GO TO THE BEDS」からファンへの、直球のメッセージなんだと思います。
まとめ
まさに“背水の陣”です。
覆水盆に帰らずと歌詞の中でもありますが、過去はもう振り返らずただ前に向かって全力疾走するのみ!
しかと受け取りました。
ひょっとしたら、今後のWACKを引っ張っていくのは、BiSHでもBiSでもなく「GO TO THE BEDS」なのかもしれません。
ですが、こんなMVやパフォーマンスを見せられたら、他のWACKメンバーも黙ってはいないはず。
“GO TO THE BEDS「現状間違いなくGO TO THE BEDS」”
この曲は間違いなく、WACKの歴史に1ページを刻んだ曲だと言って間違いありません!
40過ぎの自称清掃部長のおっさんです。
当初はただの清掃員だったのですが、渡辺さん(WACK代表)のせいですっかりWACK推しになってしまいました(´;ω;`)
この泥沼からは這い出る事も出来なさそうなので、さらに深みにはまってみようと思う、今日この頃です。
同じ環境の方もたくさんいると思いますので、新米清掃員さん・WACKDDの方も気軽にフォローいただけるとうれしいです( ・∀・)ノ