BiSH-オーケストラ-歌詞・曲・振り付け全てがBiSH最強の一曲!

BiSH-オーケストラ

ども、自称清掃部長(@seisobucho)です。

 

BiSHの実力を世に知らしめる事となった曲「BiSH-オーケストラ-」。

 

2016年10月5日発売のファーストアルバム「KiLLER BiSH」の収録曲。

 

数々の名曲を世に送り出したBiSHの曲の中でも、最も熱い曲の中のひとつです。

 

MVの監督は、「My landscape」の撮影も務めた、大喜多正毅監督。

 

このオーケストラを聴いてBiSHのファンになった清掃員(BiSHファンの総称)の事を「オーケストラ新規」と呼ばれる程、この曲がBiSHの歴史に大きいな影響をもたらした曲だと言っても過言ではありません。

 

2019年のベストヒット歌謡際でもこのオーケストラが披露されました。

 

リリースから3年以上を経てもなお、地上波でこの曲を歌う事、その意味を深く噛み締めたくなる1曲です。

 

以下では、

 

・オーケストラの歌詞に隠された秘密や思い
・MVの映像に隠されたメッセージ

 

これらについて解説しています。

 

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BiSH-オーケストラ-歌詞に込めた思いとは?

歌詞全文については↓

作詞:松隈ケンタ/JxSxK  作曲:松隈ケンタ

見上げたあの夜空に浮かぶ星達ふと君の声が
あの頃輝いてたかな?
今になってはずっと分からないまま

あの時君がついた嘘
問いただせずに泣いたあの坂道
この先君と会えないの
離れ離れに身を任せてた

いつもの後悔が風に消えてく
誰にもみせないその姿を
もうちょっとだけ見てたかったんだ
時がそっと睨んでいる

その手と手繋いで笑いあった声忘れはしないよ
こんなにも流してた涙も
語る声もオーケストラ

やがて訪れたよねさよならの声忘れはしないよ
あんなにも近くにいたはずが
今では繋がりなんて
あの空だけ

夜空の交換をしよう
馬鹿らしくなって投げた午前3時
この先君と何年も
時の流れに身を任せても

いつものジョークが街に消えてく
誰にも見せない僕の姿を
もうちょっとだけ見せたかったんだ
時がそっと睨んでいる

この目と目合わせてはっきりとしたい
もうできないかな
こんなにもどかしくて辛いのが
音を立てるオーケストラ

どこで何をしてるの?
分からないのは僕のせいなんだね
永遠にこんな日がくるなんて
神様イタズラなら呪いたいぐらい

その手と手繋いで笑いあった声忘れはしないよ
こんなにも流してた涙も
語る声もオーケストラ

やがて訪れたよねさよならの声忘れはしないよ
あんなにも近くにいたはずが
今では繋がりなんて
この空だけ

 

オーケストラの本当の醍醐味を知るために、ぜひ音源と合わせて聞いて欲しいのが、以下の2ヶ所になります。

 

歌詞の秘密1点目

神様イタズラなら呪いたいぐらい

 

この部分、文字にすると分からないのですが、実際に聞くと以下のように聞こえます。

 

神様イタズラなら呪いたい「グロい」

 

言われてみればなるほどなぁ、と思えるかと思います。

 

同様に

 

今では繋がりなんてこの空だけ

 

この部分も

 

今では繋がりなんてこの「クソら」だけ

 

と聞こえます。

 

上記の2点については、どちらもいわゆる空耳的歌詞なのですが、ではなぜこんな空耳歌詞にしたのでしょうか?

 

パンクバンドだからこその空耳歌詞

BiSHは“楽器を持たないパンクバンド”です。

 

オーケストラのようないわゆるエモいだけの曲を歌うだけじゃあパンクじゃない。

 

でも、素晴らしい楽曲に変に泥を塗るようなこともできない。

 

だったら、歌詞の中にパンクテイストを入れるために、空耳歌詞的な歌い方をしようじゃないか。

 

そういった思いを込めて、歌詞としてはエモい歌詞で、普通に聞いてても気づきませんが、よ~く聞いてみるとパンクの魂が詰まった歌詞になっているという事なんです。

 

オーケストラは何度も聞いた事がある、という清掃員でも意外と知らなかったりするのですが、そういった意味合いを込めて聞いてみるとまた違った受け止め方を出来るかと思いますよ。

 

「BiSH-オーケストラ-」公式MV

女子学生のほんのり淡い恋心であったり、青春時代の憧れ等を綯い交ぜにしたような、そんな切ない感情を見事に映像化し、また、その映像にこの「BiSH-オーケストラ-」がなんともマッチしています。

 

まるで、映画の予告編かと見間違うくらいのクオリティの高いMVになっているかと思います。
数々のアーティストのMVを手がけてきた、大喜多正毅監督だからこその作品と言えますね。

 

ちょっと余談ですが、個人的に映画監督の岩井俊二さんが好きなのですが、10年以上前になりますが、「花とアリス」という映画がありました。

 

花とアリス 予告編

 

当時、蒼井優と鈴木杏がダブル主演ということで話題になり、高校生の淡く切ない青春を見事に映像化した作品だと思っています。

 

この、映像美と世界観

 

是非、今の若い方にも観て欲しい作品です。

 

そんな「花とアリス」を彷彿とさせるこのMVですが、いかがでしたか?

 

個人的には、とにかくキュンキュンしすぎて、青春時代の全部を持っていかれた、そんな一曲です。

 

BiSHの歴史に新たな1ページを刻んだ「BiSH-オーケストラ-」

2016年10月8日、日比谷野外大音楽堂で「BiSH Less than SEX TOUR FINAL’帝王切開’」を開催。

 

アンコールでは12人のストリングスとともにこの「BiSH-オーケストラ-」を熱唱。

 

その時の動画が↓

BiSH / オーケストラ[Less Than SEX TOUR FiNAL“帝王切開”日比谷野外大音楽堂]

まさに、BiSHの「今」をすべて凝縮した一曲ですね。

 

魂の叫びというか、今BiSHが出せる全てを最後の一滴まで搾り出し、それを清掃員達に真正面から一切の迷いやブレなくぶつけた、そういう風にしか聞こえない。

 

このステージに立つ事の意味と、これからの自分達の夢、清掃員達の夢

 

そう、

 

武道館に立つという夢

 

さらには、その先に見えるもの。

 

BiSHが清掃員とスタッフ皆に、今見せられる最高のパフォーマンスが、この日比谷野外大音楽堂での「オーケストラ」だったのではないでしょうか?

 

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MVに隠されたメッセージとは?

これも知らない清掃員が多いのですが、オーケストラのMVには実は公にはされていませんが、あるメッセージが込められていると言われています。

 

それが↓の2つのシーンです。

BiSH-オーケストラ

BiSH-オーケストラ

BiSH-オーケストラ

BiSH-オーケストラ

ポーズは違いますが、何か気づきませんか?

 

よ~く見ると分かるのですが、

 

一番左のハシヤスメ・アツコとその右のリンリンとの間が、微妙に開いていませんか?

 

まるで、誰かもう一人いるかのように・・・。

 

BiSHのメンバーに詳しい人は気づいたかと思います。

 

そうなんです。

 

このスペース、

 

実は直前にBiSHを脱退したハグ・ミィの立ち位置なんじゃないかと言われているんです。

 

ハグ・ミィがBiSHを脱退したのが2016年6月で、オーケストラのMVが公開されたのが2016年9月です。

 

つまり、ハグ・ミィがBiSHを脱退した直後あたりでこのMVは撮影されたものだと思われます。

 

その際に、ハグ・ミィへのメッセージを込めて、こういった振り付けというか立ち位置にしたと言われています。

 

あくまでも、公式に発表されている内容ではないですが、清掃員の間ではこの話は有名な話ですので、そういった視点でもう一度MVを見てみると、違った味わいがあるかと思います。

 

 

ちなみに、オーケストラの衣装は、元々killer BiSH用の衣装だったそうです。

 

殺し屋をイメージして、忍者や呪い人形、切り裂きジャックやピエロをイメージしていたんだとか。

 

また、この曲は、90年代オルタナティブロックから多分に影響を受けていると思われており、↓のSAMさん(@sl40spirit)さんのブログで詳しく解説されていますので、参考にしてみてください。

 

 

MV出演の女性二人は誰?

ところで、この「BiSH-オーケストラ-」のMVに出演している女性ふたり。

 

気になりませんか?

 

この「BiSH-オーケストラ-」のMVにぴったりの、若さ・清楚・純真等の言葉がしっくりくる二人を紹介したいと思います。

 

MVに出演しているのは、雑誌「NYLON JAPAN」でレギュラーモデルの“すずみん”こと涼海花音さんと、“りーめろ先輩”の愛称で、タレント活動をしている莉音さんの二人。

 

涼海花音(すずみ・かのん)プロフィール

生年月日:1999年12月28日
身長:166cm
愛称:すずみん
趣味:ショッピング、ダンス、洋楽鑑賞
特技:英語(ネイティブ)、変顔

・「TOKYO GIRLS AUDITON 2015」準グランプリ。
・雑誌「NYLON」レギュラーモデル、雑誌「Ranzuki」専属モデル。
・「東京ガールズオーディション」などにも出演し、モデルとして活躍中。

<涼海花音コメント>
■MVに参加して

MV撮影のときは、激しいBiSHさんのイメージとは違い、少ししっとりした感じで、今までとは雰囲気の違うBiSHさんの中でも珍しい楽曲に出演させて頂けたことが嬉しかったです。

私はこのMVのストーリーと同じ様な経験(最初入った高校が芸能NGだった為、高校を転校した経験)があったので、役作りがしやすかったです。また、当時の事を思い出し、懐かしい気持ちにもなりました。

 

■完成したMVを見て

MV完成したのを見た時は、私自体MVに出演するのが初めてだったの新鮮な気持ちですごく嬉しかったです!実際にはしていないのですが、キスシーンがあり、演じてみたら難しく、何回も撮り直しを行いました。そのキスシーンが、完成をしたらいい感じになってて、ストーリー性も改めてみたらオーケストラの歌詞と繋がってて感動しました。※モデルプレスより

 

莉音(りおん)プロフィール

生年月日:1997年7月27日
身長:155センチ
体重:40キロ
スリーサイズ:B78/W53/H86

・「グラビアサンシャインオーディション2015」グランプリでデビュー。
・芸能活動開始以前から“りーめろ先輩”の愛称でTwitterフォロワー数8万人以上を有し、Twitter発の2次元級美女と話題。
・現在バラエティやドラマと多方面で活躍している。

<莉音コメント>
■MVに参加して

MV出演が決まり、撮影が始まると監督さんが求めている表情や行動ができているか不安な部分もありましたが、完成したMVをみてみると、それがうまい具合に繋がっていて、監督さんのすごさを改めて感じさせていただきました。
自分で見ていて、切ないシチュエーションや花音さんの表情に涙がでそうになりました。歌詞の意味も知ってから聞くと、さらに泣いてしまいそうになると思います。※モデルプレスより

 

ふたりとも今もっとも旬な方だったんですね。

 

最近の若い方をあまり知らないおじさんで申し訳ない。

 

ふたりの今後の活躍にも期待ですね!

 

BiSH-オーケストラ-まとめ

個人的にもっとも好きな曲で、私がBiSHを知った初めての曲でもあります。

 

初めてこの「BiSH-オーケストラ-」を聞いた時の衝撃たるやいかばかりか。

 

衝撃というか、どんだけ俺の中のものをほじくり返すんだと。

 

で、全部持って行かれました。

 

恋だの愛だのと言うのもはばかられる、そんな言葉では表すことができない、ある意味宗教的に神がかったオーラというかパワーというか、「人の深層部分に入り込んでくる」何かに支配された気分になりました。

 

だからこそ、もっとBiSHの事を知りたいし応援したくなるんだよね。

 

最初は親心的距離感だったのが、BiSHの曲を聞けば聞くほど、BiSHへ精神的に傾倒していっている自分に気付く。

 

なるほど、これが「沼」ってやつか。

 

この沼、一体どこまで深いのやら・・・。

 

■BiSH史上もっともエモい「オーケストラ」の映像と言えばコレ!

BiSH/Less Than SEX TOUR FiNAL”帝王切開”日比谷野外大音楽堂 BiSH
ノーブランド

 

■「オーケストラ」収録アルバム

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カイジュー96号

40過ぎの元清掃部長のおっさんです。
BiSH解散後はカイジューバイミーという4人組ロックアイドルグループを推しています。同じ環境の方もたくさんいると思いますので、元清掃員さん・WACKDDの方も気軽にフォローいただけるとうれしいです( ・∀・)ノ

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