ども、自称清掃部長(@seisobucho)です。
2019年8月14日(水)BiSのデビューアルバム「Brand-new idol Society」がリリースされました。
ここでは、その「strawberry girl」の歌詞と作詞にまつわるマナコ・チー・マナコのエピソードを見ていきたいと思います。
第3期BiS-strawberry girl-の歌詞公開!
歌詞全文は↓
⇒「strawberry girl」歌詞
この「strawberry girl」の歌詞ですが、最初聞いた時の衝撃は忘れられません。
デビューアルバムの曲で、こんな歌詞を書ける女の子がいるというだけで、BiSの潜在能力を垣間見た気がしました。
「strawberry girl」を一言で言うと以下のようになるのではないでしょうか。
・清純なものを穢したい。
しかも、同姓のそれを、です。
普通に生活を送っている環境では、この発想はなかなか出てこないと思います。
作詞したマナコ・チー・マナコは、サブカルチャーが好きだとは言っていましたが、好きというよりもさらに一歩踏み込んだ域にいるのでは?と思わせられます。
決してネガティブな意味ではないのですが、その
と言えば伝わるでしょうか。
一方、歌詞として韻を踏んだフレーズも印象的です。
今 来襲する希死念慮
毎晩氾濫する自己嫌悪
自身の想いを一方的に押し付けるだけでなく、作品として完成度を高めるための技法を用いるあたり、なんだか良い意味での狡猾さのようなものさえも感じてしまいます。
私の勝手な妄想なのですが、
「strawberry girl」の歌詞にマナコ・チー・マナコはそういうものを込めたのではないでしょうか。
第3期BiS-strawberry girl-の作詞エピソード
マナコ・チー・マナコは、WEBのインタビューで「strawberry girl」について以下のように語っています。
作詞エピソード1
──「strawberry girl」はマナコさんの作詞曲で、ストーリー仕立てになっています。
マナコ デモの仮歌を聴いたときに、1行目で「血が流れてる」って空耳で聞こえたんですよ。
そこからいろいろ発展していって、主人公の清純派アイドルが処女を喪失してしまって、そこから開き直って、「清純派死ね」と言ってる歌なんです。
ストーリー的にはそういう感じなんですけど、清純派に対してそういうことを言っているのがBiSっぽいかなと思って。
作詞エピソード2
マナコ:デモの仮歌を聴いたときに、”白い純潔から血が流れてる”の”血が流れてる”という部分が空耳で聞こえてきたので、そこから広げていきました。
この曲の歌詞は、主人公が清純派アイドルなんですけど、サビで開き直って”清純派なんてクソだ”みたいなことを言っているんです。
BiSに入ったきっかけの話でもしたんですけど、今まで真面目な人生を送ってきたので、それがつまらないな、いろいろ壊していければいいなと思っていて。
そういう自分自身の気持ちを投影しました。
-なるほど。
マナコ:こだわった部分があって、Bメロの”悲しみの不法占拠”、”希死念慮”、”自己嫌悪”って、全部韻を踏んでいるんですよ。
聴いていて気持ちいいかなと思うので、そこに注目して聴いてほしいですね。
あとは、サビの”なぶり殺せ”のところは全員で歌っているんですよ。
カルト・ソング感が絶妙に出ていて、すごくカッコいいのでそこも聴きどころですね。
-マナコさんの紹介で挙がった”言葉の引き出しが多い”ということがよくわかる歌詞ですよね。
さらにマナコさんの好きな音楽やサブカルの影響が反映されているようにも感じました。
マナコ:そうですね。江戸川乱歩とか澁澤龍彦とかが好きでよく読んでいるんです。
そういう厨二病みたいなところがあって、なるべく難しい言葉を使おうとか、カッコ良く見える歌詞にしようとは心掛けました。
まとめ
正直、この「strawberry girl」の歌詞が苦手な人もいると思います。
雰囲気だけで聴ければいいんでしょうけど、↑のマナコ・チー・マナコのインタビューも合わせて聴くと、なんとも感慨深く感じちゃいます。
マナコ・チー・マナコはもうBiSからいなくなったけど、もっともっと自分を曝け出したかったはず。
厨二病といわれようとも、サブカルだ、カルトだといわれようとも。
もうマナコ・チー・マナコの声を聞く事は叶いませんが、マナコ・チー・マナコが
は、間違いなく今後のBiSに受け継がれていくに違いありません。
40過ぎの元清掃部長のおっさんです。
BiSH解散後はカイジューバイミーという4人組ロックアイドルグループを推しています。同じ環境の方もたくさんいると思いますので、元清掃員さん・WACKDDの方も気軽にフォローいただけるとうれしいです( ・∀・)ノ